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(ひとりごとへ戻る)


堂々と写真を見て描きましょう!



↑あんまり春は感じられないな(笑)

制作過程↓を今回は極力こまめに記録しました。
画面左側の暗いのは撮影時の影です。真似して暗くしないこと(汗)


@
木々はセピア色、影はグレー(黒)
筆使いは個人個人で癖があるので、その人なりに。
真面目に写真見てたら日が暮れますよ。
濃淡もそれほど気にせず、下絵のつもりでうっすらと。
濃すぎたり、間違えたと思ったらすぐティッシュなどで拭けばいい、消しゴムみたいに。




A
空が見えるなと思ったところにブルーを。
好きなブルー一色でいいです。混色したり凝らなくてもいいです。
空は脇役です。
厳密にしっかり塗らなくても、紙の余白が空にも光にもなりますから。
地面にもうっすらベージュ系を塗ってます。
真ん中辺りは塗らずに紙の白。




B
葉っぱも私は「うそつき」なので堂々と緑塗ります。
芝草も同じ色で。
サップグリーンがお手軽かな。
一色で割りと濃淡がつけやすく、自然な色合いになります。
写真を見過ぎない、見過ぎない。




C
春っぽくしたいので、緑の上にレモンイエロー系を重ねると
ぐっと新緑っぽくなります。
ここまでで5色。





スケッチブックは0号サイズ。
もっと大きな紙でゆったり描いてください(苦笑)
たくさん絵の具は持ってますが、画題に合わせてピックアップ。
今回はイエローオーカーとローシェンナも少々。
あまり茶系は使いませんけど。




D
枯葉っぽい色を塗りたいんだけど
茶色過ぎると春らしさが減るし、赤っぽいと秋になるし・・・。
オレンジとローシェンナをメインに
木にも地面にもほどほどに。
ホント、私は私なりの感覚です。




E
再度木をセピアで、出来る範囲で濃淡をつけます。
最初の線をなぞろうとすると線の勢いがなくなるので、
新たに描き直すつもりで。
私の線もそれほど元気良くはないです(苦笑)
木の影色は最初のグレーではなく紫系を使います。
ウルトラマリン(紺色)系とカーマイン(ワインレッド)系を適度に混ぜて↓



しっかり混色せず「あやふやに」混ぜながら塗ってます。私は。




F
再度緑を。
今回は明るいブルーとレモン色系を混ぜて
より新緑っぽく。
私の画像EFを見比べるんじゃなくて
枯葉よりも新緑が勝るよう、緑にボリュームをつける気持ちで。





G
完成
中央の遠くのほうに青や紫を塗ったり、
緑を再々度濃く塗ったり。
桜の芽吹いたような赤を加えたり・・・・。
写真をよく見ると手前に桜咲いてます。
そこまでは描かない(描けません)

小さな用紙ですが、段階ごとにしっかり乾かし(撮影して)
ゆったり描いてます。
焦りは禁物。
イライラするようなら、無理して続けないことですよ。

私は途中途中、別事して気晴らししてます。
そこが現地写生ではできない楽しさ(笑)
寒くもないし。


タイトルは「春の兆し」とでも。
写真は先週の広島市中央公園です。
サッカー場ができるらしい。


落ち着いたら外で写生してください。
私の真似るよりはずっと気楽ですよ!


今日の御手洗・天満神社の桜↓



平日だし、早朝だし、誰もいません。
満開までもうひといき。
ペンで一気に描いてみたけど・・・
これ以上進める気にならないので中止。

新緑の季節もここはきれいですので!!