写真にも現場スケッチ(前日ひとりごと参照)にも助けてもらいますが
あくまでも自分の好きなように!
写真は苦手
だから、絵にします。
写真通りに描くなら写真でいい。
↑現場スケッチは現場スケッチ。
額装できないし。
以下に水彩画制作過程。
今回は割と長めです。
@
鉛筆下書き。
決められた紙の中にどう収めるか、
どこを見せたいか、
欲張りな作家は色々と悩む。
ここまでが一番長く辛い作業。
訂正:一番楽しい作業(笑)
A
正解の線なんてどこにもありません。
思い切って「最初の1本」をひいたら
それが正解だと信じて!
(鉛筆線は消してます。)
B
橋の構造とか理屈で描こうとすると
終わりません。
なんとなく、なんとなく。
定規も使わない。
C
不安な線でなく
意思のある腺に!
細く弱々しいけどね・・・・。
D
とりあえずグレーでなんとなく濃いところを。
あまり濃く塗りすぎると全体が暗くなるので注意。
E
本当に濃く描きそうなところに
同じグレーを重ねる。
モノクロ画としてここで終われば楽です。
F
レモン色とブルーで
空・海・光を。
光は紙の白。
パレットで混ぜずに重ねて緑を作ってます。
ブルーも濃淡で塗り分け。
G
山の緑は「サップグリーン」が無難(かな)。
H
あまり茶系は使いたくないけど、
イエローオーカーやローアンバーで。
I
赤・黄・橙などで細かな作業。
海や山の風景ではポイントになるので強めに。
J
何したっけ?(汗)
あっ、空と海にブルーもう1回重ねてます。
あと、船の緑とか手前の歩道とか。
豊島の朝(豊浜大橋)
2021
238x168mm
水彩・ペン・水彩紙
K完成
橋の影、山の影など
暗いところをより暗くしてコントラスト。
このくらいで止めないと
どんどん暗くなっていきそうなので完成とします。
橋は反対面まで描いてません。
少しくらい楽してもいいでしょう?
一番苦労したのは、水に映った橋のシルエット。